オンライン大会の難しいところ「ゲーセンとは違う、一丸となってしまうことのリスクとグループ化」について

Matching Carnivalが出来てから1年とちょっと経ちました。
そんな中で思ったことや感じたことを書いていきたいかなと思い
筆…もといキーボードを持った次第です。

オンライン大会のメリットは勿論あって、それが気に入ったから
積極的にやろう、応援していこうってことで作ったグループです。

ただその中で「あ~これはどうしようもないのかな?」とかって引っかかる
部分があります。著者のジローはゲーセン店員として2年間格ゲーの大会を開き続けた
経験があるのですが、その時の経験と比較して特に「定期オンライン大会」の難しい点を
いくつかあげていきたい思います。

一丸となってしまうことのリスク

タイトルにも書いたコレ、どういうこと?というと
「ゲーセンみたいにいくつかのグループに分かれることが出来ない」ってことです。

ではそれによって何が起こるのか、順番にお話ししていきます。

ゲーセンの場合、大まかに実力でグルーブが分かれてたりすることが多い印象ですね。
初心者、中級者、上級者って感じです。これはとても自然な成り行きで、
対戦が自然としやすいのも同レベル帯だからというのもありますが
同じレベル帯だとお互いの会話がかみ合うからということが大きいです。

例えばストリートファイターのリュウを相手にした場合、
初級者同士では「波動拳を前ジャンプすると昇竜されてきついよね~」という話が共感されます。
中級者同士だと「垂直でかわすと着地に合わせて相手が近づいてきてきついよね~」という
話が共感されるかもしれません。

しかし、このレベル帯が分かれずに全員混じった場所で話すと
したらばランクスレのように殺伐としたりかみ合わなくなったりすることが多発する可能性があります。

それは当然で、上級者にしてみれば待っているのなら相手の行動に対応出来て当たり前、
でも初心者にとっては技を先に出されるだけできつかったりするので、両者の感覚は合いません。

これでは衝突が各所で起こることになってしまいます。

なので自然とグループ毎に分かれて交流することになるのですが、
中々それをすることが難しい環境があります。そう、オンラインイベントの場です。

皆1つの配信とコメントに集約されざるを得ない状態です。

これが単発で行うイベントならいいのですが、もし定期的に開くことになりそこに一定の
常連が存在するようになるとそれは1つのグループになります。

そうなると当然前述した問題が出るので、余りゲームの深い部分について話すことは
遠慮せざるを得ません。これが一丸となるリスクの1つです。

リスクと言う程か?とも思いますが、やりこんでるゲームの深い部分について
話せないのは、せっかくモチベが高いメンツが揃っている状況なのに寂しい感じがします。

異分子の躍動

上で書いたことと繋がってる部分が多いです。

先ほどあげた「一丸になってしまうこと」について、あれは「変わった人」も内包しています。
ゲーセンにいた時も変わった人は何人もいて、困ったことも数え切れませんが
もしそういった人がいても大体は避けられて終わりでした。
また場合によっては叱って更生させようとしたりといった状況もあったのかもしれません。

そのようにある種自浄作用が働くはずなんですが、オンラインの場でこれが難しくなります。
何故ならそういった人間がいた場合、運営している人のハンドリングに全て託されてしまうからです。

コメントで注意する人が出ることもありますが、それが火種になることもあるので
結局は運営側で丸く収めるなり、いっそのことBANするなりしなくてはいけません。

先ほどあげた「一丸になってしまうこと」は変わった人にとって大きなメリットです。
通常であればつまはじきにされる可能性が高い態度、言動を運営に咎められない限りは
「一丸となったグループの一員」として大手を振って参加することが出来るからです。

 

例えば、性的なコメントを頻繁に書き込む、ネットスラングを延々と書き込む、
プレイスタイルに対する誹謗中傷をするなど、そのようなことをする人物が出た時に
運営として非常に困るのは勿論、そういった雰囲気が好きではない人は配信を見なくなります。

※なんだかこれぐらいなら全然いい気もするけど、やっぱその場の空気次第ではいかんよね…

本来上記のことも仲間内なら許容される話です、しかしオンライン大会のコメントは色んな人が見ています。
そして感じる雰囲気というのは配信している人のアクションとコメントの内容が全てです

運営も気軽にBANは出来ません。そうしてしまうと気軽にうんこちんこすら言えなくなります。
いや言う必要があるシーン全くないと思うのですが、
じゃあ場にそぐわないからBANするかっていうと違うよねっていう。
「別に俺は気にしないけど他の人は気になるかも」っていう理由だけではBANは難しいです。

以上のことから、ゲーセンよりもさらにモラルが求められる部分があるということが分かります。
複雑にしているのはここでもやはり配信という場所において「一丸になってしまうから」です。

開始直前まで人数が読めない

この問題はよく言われますが、難しいです。
エントリー開始時間とエントリー限界数を決めておけば
運営としてはそこまで混乱することもないのですが、なにより参加者が困ります。

何と言っても対戦ゲームの大会です、対戦相手がいないと成立しません。
なので参加者は「人が集まるのかどうか」が一番不安なんです。

ゲーセンだとなんとなく分かりますが、オンラインは参加人数が読めません。

事前エントリーがありがたいのは
「エントリーしてくれた人そのものが他の人のエントリーに繋がる」からです。

なので参加者を見える化して、コメント大喜利が出来るMTCのエントリー欄は
中々いいと自画自賛しています。デザインと使い勝手はクソ雑魚ですが…

最近はgoogleフォームを使ったりするとこもありますが
どうしても誰が参加してるのか分かんなくて不安なところはありますね。

その辺り自分たちは「MTCの大会なら人が来るから安心だわ」と思ってくれると
嬉しいなと考えてます。そういう意味でブランド化していくのが理想ですね。

さらにMTC独自のシステムが出来て「事前エントリーしてくれた人に100MTCポイント!」
みたいに動機づけが出来たらベストだと考えてます。そんでポイントを商品とかお金に変えたりとか…

それが出来ない限りは参加者の良心にかけるしかないでしょう。

「一丸になるリスク」って解決策ってあるの?むしろ解決の必要あるの?

解決はコチラで推奨している「出場する選手それぞれで配信などで発信してもらい、
そしてそれぞれのグループで交流してもらう」ということです。

現在でもそれは各所で行われています。

しかしもっとMTC側からプレイヤー同士で交流しやすい環境を作れないかという考えもあります。
「これならゲーセンいかなくてもいいか」と思える状態を作れたら理想的ですね。
それにグループ化するにしたって最初に手を取り合ってからでないと始まらないです。

後元々smashggとトナメシステム融合させたものを作って公開、
皆に使ってもらいたいという構想があったのでその辺もやれたらもっといいのかも…

しかし今は大会を自分たちでやるので精一杯…MTCではいつでもオンラインでゲームイベントしたい人、
またはシステム作ってみたい人やWEBデザインにチャレンジしたい、という人を募集しています。

 

今はTwitterやdiscordでそれぞれ交流の場があります、配信なんて誰でもできます。
そんな中でMTCがやれることはなんなのか…トライアンドエラーしながら探っていきます。

まとめ

・オンライン大会だと初心者も上級者もみんな一緒くたになるから、深い話がしにくい
・変わった人はいるけど、基本運営がなんとかするしかない。でも大変だから皆も協力してほしい
・事前エントリーはお願いしたいけど、さらにそれを推奨するシステムがあったらいい
・グループ化は皆discordとかTwitterで勝手にしてるから、MTCはMTCでなんかせえよ

 

ってとこでした。なんか思ってたよりフワっとした話になったな…
最近「ゲーセンよりオンラインの大会のが大変だな」と思ってモヤモヤしてた部分を
出来るだけ表現してみました。個人ツイッターでも話してたんですけど
まだまだオンラインはリアルイベントに感動という点では全く及ばないんですよね。

オンラインイベントをより深く分析することで、現地では表現できないことや独自のことが
出来ないか考えてます。まぁ現時点で金曜夜22時にゲームの大会やるよ!って言って人集まってる
時点でオンライン独自のやり方ではあるんですけどね…

 

著者

ジロー 

Twitter
@jrojro5963

 

紹介
ある時はドワンゴの社員、ある時はタイトーステーションの店員。
BBアマネでアケ家庭用ともに全一達成済み!xrdシンで闘神、
BBTAGでヒーロー!と書くと強そう。でも大会結果とかは微妙。

 MTCでのお仕事
「ツイッター更新、サイト更新、サイトデザイン、記事作成、
エントリーシステム周りの改修、動画編集、配信、大会運営」

MTCのツイッターとか